18日午後4時半ごろ、山口市秋穂二島で発生した山林火災は2日たった今も延焼を続け、火は山沿いの集落に迫っています。
20日も県や自衛隊のヘリコプター合わせて6機で消火活動にあたりましたが、消し止めることはできず、消防によりますと火は住宅からおよそ200メートルの地点まで近づいているということです。
警察などによりますと、これまでにけが人は出ていませんが、20日午後1時の時点で、30ヘクタールほどの山林が焼けました。
これを受けて山口市は、名田島地区の向山下と、秋穂二島地区の上田のそれぞれ一部の33世帯に避難指示を出すとともに、名田島地域交流センターと二島地域交流センターに避難所を開設しました。
消防は住宅に火が燃え移らないよう、夜通しで放水を続けることにしていて、21日朝からはヘリコプターによる消火活動も再開される予定です。