名古屋市教育委員会が、教員などでつくる団体から校長に推薦する教員の名簿とともに金品を受け取っていた問題で、教育委員会はこれまで、教員の人事を担当する教職員課の課長と首席管理主事が現金や商品券を受け取っていたと説明していました。
しかし、新たに学校や教員に教育内容を指導する「指導室」でも金品の受け取りが確認されたということです。
市の教育委員会によりますと、指導室が受け取った金品の詳細や、人事の推薦者名簿も渡されていたのかなどは分かっていないということです。
名古屋市は先週、外部の有識者による調査チームを設け、今後、関係者などの聞き取りを始めることにしていて、市は指導室での金品授受の実態についても調べることにしています。
記者会見で名古屋市の河村市長は「相当根が深く、よほどの気持ちで調査をしっかりしなければいけない」と述べました。