書類送検されたのは、日本大学のアメリカンフットボール部に所属していた3年生の男子部員4人と、卒業生2人の合わせて6人です。
捜査関係者によりますと、6人はそれぞれ、2023年2月から6月にかけて都内で大麻とみられる違法薬物を所持したとして、麻薬特例法違反の疑いが持たれています。
6人から大麻などは押収されなかったものの、捜査の結果、当時、違法薬物を所持していた疑いがあると判断したということです。
日本大学のアメフト部をめぐっては、3年生の男子部員が学生寮で覚醒剤の成分が入った錠剤のかけらを、麻薬と勘違いして持っていたとして麻薬取締法違反の罪に問われ、東京地方裁判所が懲役1年4か月、執行猶予3年を言い渡しています。
これまでに、この部員を含む3人が逮捕、1人が書類送検されていて、今回で立件された部員は10人になりました。
一連の事件を受けて、大学はことし1月に、部を正式に廃部とし、関東学生連盟からも退会しています。